占い師のいる結婚相談所・ククリは、
縁結びの神様「ククリヒメ」より「ククリ」というお名前を頂戴しました。
夫婦のご縁を括りますという女神様で、白山神社などにいらっしゃいます。
今回はククリヒメ様についてご紹介します。
神様ものがり「古事記」と「日本書紀」
日本の神社にいらっしゃる神様たち。
その神様たちのストーリーは「古事記」や「日本書記」に記されています。
そのなかで、神様会議により、
「プロポーズは男からしようね♡」
と、ある夫婦にアドバイスがありました。
最初はうまくいかなった二人も、アドバイスを素直にきいて、
そのあとはラブラブ夫婦になりました。
しかし、奥さまが火の神を産んだ時、火傷が原因で死んでしまいます。
旦那さまはあまりのショックに、嘆き悲しみ、
奥さまを迎えにいこうと、黄泉の国まで訪ねていきました。
すると奥さまが、扉の向こうでこう言います。
「もう遅いの。私は死者の国の物を食べちゃったから帰れない。
でも聞いてみるから、ちょっと待っててね。
いいですか、絶対に扉を開けないでくださいよ。」
はい、キマした!
日本神話のなかにもあります。お約束シーンです。
もちろん、旦那さんは、扉を・・・開けます!!!(笑)
すると奥さまは、
うじ虫まみれの恐ろしい姿に変わり果てていました。
それを見た旦那さまは、ぎゃーーーー!!!と逃げ出します。
奥さまは、見ーーたーーなーーー(怒)と追いかけます。
そしていよいよ、奥さまが旦那さまに追いついたところで、
ククリヒメ様の登場シーンがやってきます。
夫婦仲をとりもつ「日本書紀」の一書
黄泉の国の出口で「夫婦げんか」が勃発!
するとそれぞれに仲介役が入りました。
奥さまの仲介役は「一緒に帰ることはできません」と言いました。
つづいてククリヒメ様が旦那さまに何かを言うと、
旦那さまはそれを褒めて、その場を去っていきました。
さて、ククリヒメ様は何と言ったのか?
それは書かれておりません。
このお話は、「古事記」にはなく、「日本書紀」の本文にもなく、
「日本書紀」の一書という、マニアックな場所に書かれています。
【原文】
及其与妹相闘於泉平坂也、伊奘諾尊曰、始為族悲、及思哀者、是吾之怯矣。
時泉守道者白云、有言矣。曰、吾与汝已生国矣。奈何更求生乎。吾則当留此国、不可共去。
是時、菊理媛神亦有白事。伊奘諾尊聞而善之。乃散去矣。
全国の白山神社にいらっしゃいます
ククリヒメ様は、全国の白山神社(はくさんじんじゃ/しらやまじゅんじゃ)に、
いらっしゃいます。
白山神社の総本社は、石川県白山市にある白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)です。
地元では「しらやまさん」と呼ばれています。
行かれる方は、金沢駅「恋のしらやまさん」をチェックしてみてください。
だから私は「ククリ」にしました
私が「占い師のいる結婚相談所・ククリ」とした理由は、
5つあります。
1つめは、神話をもとに、
ククリヒメ様は、夫婦神(イザナギとイザナミ)を仲直りさせたとして、
縁結びの神とされていること。
2つめは、我が家の猫の名前がククリで、
それがとんでもなく可愛いということ。
猫がいたおかげで、コロナ離婚と無縁だったと言っても、
恐らく過言ではありません。
3つめは、日本の神様や神社、古事記が好きということ。
4つめは、ククリヒメ様は、
よい縁を結び、よくない縁を切ってくれるところ。
もしズルズルしたら結婚相談所のよさが発揮されない気がします。
5つめは、腹を括るということ。
結婚は腹を括ることからはじめると思います。
以上、
日本各地の神社では昔から、お祭り、お祓いと並んで、占いも大切にされてきました。
ご縁は目に見えません。だから迷いが生じます。
そんなとき、占いの力をかりて、人間が腹を括れますように、
神様にご縁を括っていただけますようにという想いを込めています。